でポンレックスの座り姿

ペット 猫図鑑

猫図鑑:デボンレックスというイングランド原産の猫を知ってる?その見た目や毛並み、性格の特徴と歴史を解説

今回の猫図鑑は「デボンレックス」日本ではあまり聞きなれない品種ですが魅力たっぷりで特徴的な猫ちゃんです。今回はその特徴や性格、出生のエピソードなどお伝え致します。

デポンレックスの座り姿

デボンレックスの見た目は?

  • 毛並み
    • シングルコートで短くて柔らかいカールヘアが特徴。毛は全体的に体に密着しており波打っている見た目でとても可愛いです。抜け毛は少なめなのであまりブラッシングは必要ないですね。ブラッシングするならマッサージの要領で血流促進してあげて、喜びますよ〜。
  • 体型
    • 中程度の体のサイズで筋肉質で体重は2.5kg〜5kgが標準です。抱っこするのにちょうどいいサイズ!
  • 耳と目の特徴
    • 大きく拡がった耳が特徴的で小顔効果あり!目は大きくレモン系の形をしており

>>抜け毛が少ない猫種11選 毛のない猫(ヘアレスキャット)も紹介

飼い主と遊ぶデボンレックス

デボンレックスの性格と飼いやすさ

デボンレックスはかなり人になつきやすい性格です。他のペットとも上手く交流できるため家族や多頭飼いにもオススメです!忠誠心が強いと言うよりもどこか友達感覚で時にいたずらっ子になる要素もあります。スキンシップも好きで抱っこや膝の上に乗ることや一緒に寝ることも違和感なく過ごすでしょう。

デボンレックスの子猫を探す「みんなの子猫ブリーダー」

デボンレックスのかかりやすい病気

この猫は基本的に病気になりにくいですが気をつける点と言えば、例えば先天性の股関節形成不全や遺伝的な疾患が見られることがありますので、定期的な獣医師のチェックが推奨されます。

病気がちで元気のないデボンレックス猫

その他基本的に猫がかかりやすい病気一覧

猫がかかりやすい病気はいくつかありますが、特に注意しておくべき基本的なものを以下に挙げます。これらの病気は猫の健康を著しく損なう可能性があるため、早期発見と適切な治療が重要です。

1. 上部呼吸器感染症(URI)

  1. 原因:主にヘルペスウイルスやカリシウイルスによる感染です。
  2. 症状:くしゃみ、鼻水、目やに、食欲不振など。
  3. 予防・治療:ワクチン接種で予防可能です。感染した場合は、抗生物質や抗ウイルス薬が処方されることが多いです。

2. 腎臓病

  • 原因:加齢が主な原因ですが、感染症や遺伝的要因も影響します。
  • 症状:食欲不振、嘔吐、体重減少、多飲多尿など。
  • 予防・治療:定期的な健康診断で早期に発見することが大切です。食事療法や薬物治療が用いられます。

3. 猫伝染性腹膜炎(FIP)

  • 原因:コロナウイルスの一種が変異して発症します。
  • 症状:発熱、体重減少、腹部の膨張など。
  • 予防・治療:特効薬はなく、予防ワクチンも十分に効果的ではないため、管理が困難です。

4. 猫白血病ウイルス(FeLV)

  • 原因:FeLVウイルスの感染。
  • 症状:食欲不振、体重減少、貧血、がんの発生など。
  • 予防・治療:ワクチン接種が予防に効果的です。感染が確認された場合は対症療法として免疫強化を図る治療が主になります。

5. 猫エイズ(FIV)

  • 原因:猫免疫不全ウイルスの感染。
  • 症状:繰り返す感染症、発熱、体重減少など。
  • 予防・治療:ワクチンは存在しますが、すべての猫に効果的とは限りません。感染後は免疫サポートと対症療法が中心です。

6. 下部尿路疾患(FLUTD)

  • 原因:ストレス、不適切な食事、運動不足などが関連します。
  • 症状:排尿時の痛み、頻繁な排尿、血尿など。
  • 予防・治療:食事の管理、水分摂取の増加、ストレスの軽減が重要です。重症時は手術が必要になることもあります。

7. 猫スクレイピング症(皮膚病)

  • 原因:ダニ、真菌、細菌の感染。
  • 症状:皮膚の赤み、かゆみ、脱毛など。
  • 予防・治療:適切な抗生物質や抗真菌薬の使用、定期的なグルーミングが助けになります。

これらの病気の多くは予防可能であり、また早期発見と治療によって猫の苦痛を軽減し、生命を長らえさせることができます。定期的な獣医師による検診と、適切な予防接種を心がけましょう。

デボンレックスの原産国と認可までの道のり

  • デボンレックスはイギリスが原産国です。1950年代イングランドのデボン州にあるバックファーストレーで生まれた。突然変異で得た巻き毛の母猫は野良猫で、その子猫もまた独特の巻き毛を持っていました。この特徴がデボンレックスの最も顕著な特徴となります。
  • 最初にこの猫を発見した人々は、そのユニークな外見と性格に魅了され繁殖プログラムが開始されました。他のカーリー毛の猫との交配が試みられましたが、成功したのは同じような突然変異を持つ猫との交配だったそうです。
  • デボンレックスは1960年に最初の品種として公式に認識され、それ以降さまざまな猫の登録団体によって品種として認可、繁殖が行われるようになりました。
  • 当初イギリスでのみ認識されていたデボンレックスですが、1970年代にはアメリカ合衆国や他の国々へと広まりました。現在では世界中で愛される猫種となっています。
  • デボンレックスはその独特の外見と愛嬌のある性格から、ペットとしてだけでなく猫展示会などでも人気の高い品種となっています。また抜け毛の少ない品種の中でアレルギーを持つ人にとっても比較的安心して飼える猫として知られています。
デポンレックスの顔

>>「猫図鑑」世界の猫を知ろう

まとめ

毛並みに特徴のある猫は私たちにとって、猫探しの際にとても重要なポイントですよね!スキンシップをとる時に手触りがプードルのようで柔らかい筋肉質な猫って想像しただけでたまりません。認可されてからなんと60年以上が経過する現在でも、その人気は衰えを知らず世界中の多くの家庭で愛されているのってわかる気がします。ぜひみなさんも猫のお迎えで迷っている方は実際に見てみてもいいかもしれません。

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