歌舞伎

舞台の魅力を楽しむ!初日と千穐楽の違いと魅力、おすすめポイントを徹底解説

「お練り」からの期待。初日の新鮮さ。千穐楽(せんしゅうらく)の感慨深さ。

歌舞伎の初日と千秋楽には、それぞれ独自の魅力がありますね。「初日」は、ニュースや新聞、または直接「お練り」を見た方なども舞台にかける期待やわくわく感が最高潮に達し、役者たちも新たなエネルギーを湧き立たせて舞台に臨む様子が感じられます。観客も作品の幕開けを一緒に祝福するような気持ちで興奮しているのです。

引用Pinterest

一方、千穐楽(せんしゅうらく)は舞台が※大団円(だいだんえん)を迎える感動的な瞬間。演目全体の感慨深さと感動が最高潮に達します。役者たちは長い旅路の終わりを迎え、その作品に対する熱い想いが最も伝わる瞬間でもあります。どちらの日も、その瞬間瞬間が貴重な体験になります。初日は新しい舞台の誕生を感じ、その作品の未来を予感させます。千穐楽(せんしゅうらく)は作品の全てを抱えた完成形を見ることができ、その感動に心を打たれます。どちらを選ぶかは、個々の好みや経験したい感情によっても異なりますね。

※大団円(だいだんえん)…小説・芝居・事件が、めでたくおさまる最後の局面という意味。

「初日」 は舞台の誕生。おすすめ要素は?

「初日」か「千穐楽」の二択という話の場合、初日に観劇して「とてもよかった!」と感じたら、自分のスケジュールや財布次第で再び観劇することができますよね。

その舞台のお気に入りの部分だけを幕見するのもいいし、違う席や角度から再度楽しむこともできます。

しかし、千穐楽で初めて観た場合は、もし もう一度その作品のその時の役者の息遣いであったり立ち回りを見たいと思っても、その機会が再び訪れることはありません。次回は作品も役者も変更されてます。

役者の心持ちも作品の空気も日々変わるし、明日何が起こるかわからないからこそ、観られるならできるだけ早く観劇したいというのが人情なのかもしれませんね。

「千穐楽」(せんしゅうらく)は完成形。おすすめ要素は?

初日から数日間は役者たちもまだ慣れず、セリフもおぼつかないこともあります。

でも、日を重ねるごとに舞台はどんどん進化していくんです。

役者の進化が感じられることも少なくありません。たとえば、ある役者が別の役者に見えるほどの変化を遂げることもあるんですよ。

初日と千穐楽(せんしゅうらく)での印象は全くの別物に成ることが多く、役者たちは日々成長し、毎日の努力がその質を高めていくんです。

引用Pinterest

だからこそ、千穐楽(せんしゅうらく)に近い方が舞台の質が高まっていることも多いんですよ。

その変化を感じ取ることは、観客にとっても特別な体験となることでしょう。

初日(しょにち)と千穐楽(せんしゅうらく)どちらも行くのがbetter

歌舞伎の観劇は安くはありません。スケジュール的にも半日は拘束されますし、そもそも人気の舞台のチケットは初日、千穐楽(せんしゅうらく)から売り切れてまいります。

ですが余裕があれば是非とも初日と千穐楽どちらも行かれるのが良いかと。

舞台や役者の成長を確認できるのも行った人のみです。その他にも変化するところがしばしばございます。

初日(しょにち)と千穐楽(せんしゅうらく)ではパンフレットの内容が…?

歌舞伎の面白さの一つは、初日と千秋楽の筋書き(歌舞伎ではそう呼ばれています)が全く異なることなんですよ。

見た目は同じようでも、まったく別物。値段も同じなのに、その中身はまるで違うんです。何が変わるかって?それは舞台写真の有無です。

舞台写真が入っているかどうか、それがポイント。歌舞伎では舞台が始まってから舞台写真を撮影し、それを20日以上経った後に出す筋書にギリギリ間に合わせて入れるんです。

まさに「二つの筋書、二つの世界」といった感じでしょうか。初日の筋書には舞台写真が入っていないけれど、千穐楽(せんしゅうらく)の筋書には迫力満点の舞台写真がずらりと並ぶんです。

その違いが、観劇の醍醐味(だいごみ)の一つとも言えますね。

大相撲(おおずもう)の本場所でも大事な節目

初日(しょにち)、中日(なかび)、千秋楽(せんしゅうらく)って、大相撲の本場所で使われる言葉ですよね!

本場所は15日間の闘いで、その中で初日は最初の日、中日は8日目、そして千秋楽は最後の15日目を指します。

この区切り方はなんだか響きがいいし、毎回の興奮も盛り上がるように設定されている。

さらに全部がちょうど日曜日になるように調整されているってのも面白い!

これらの言葉は、場所の進行や興奮度を表すだけでなく、大相撲のファンにとっても特別な日々を示すものです!

初日から千秋楽まで、15日間の熱い闘いを堪能するのは、相撲ファンにとっての至福の時なのですね。

歌舞伎や演劇、大相撲において「初日」か「千穐楽」を悩んで見に行く至福の時間を皆様も楽しんでください。

-歌舞伎
-, ,