第37回こんぴら歌舞伎日程
「第三十七回 四国こんぴら歌舞伎大芝居」
令和6(2024)年4月5日(金)~21日(日)
午前の部(第一部)午前11時〜
午後の部(第二部)午後3時〜
開催場所: 旧金毘羅大芝居(金丸座)
第一部 ①沼津(ぬまづ)
出演者
- 雲助平作(くもすけへいさく)
- 中村 鴈治郎(なかむらがんじろう)
- 娘お米(およね)
- 中村 壱太郎(なかむらかずたろう)
- 荷持安兵衛(にもちやすべえ)
- 市川 染五郎(いちかわそめごろう)
- 池添孫八(いけぞえまごはち)
- 中村 亀鶴(なかむらきかく)
- 呉服屋十兵衛(ごふくやじゅうべえ)
- 松本 幸四郎(まつもとこうしろう)
あらすじ
- 平作・お米と偶然の出会い 十兵衛(じゅうべえ)は沼津(ぬまづ)の宿外れ・棒鼻(ぼうはな)で、取引先での用事を思い出し引き返そうとする途中、老人足(ろうにんそく)の平作(へいさく)と偶然出会う。十兵衛が傷の治療に使った薬を共有し、ふたりは道すがら美しい娘お米(およね)に出会い、平作の娘だと知る。
- 妙薬と夫の傷を治したい想い 十兵衛はお米に良い暮らしを提案するが、平作は自身の持つ妙薬の話をし、その薬が金瘡に効くことを明かす。十兵衛は平作の家に泊まり、夜中に盗人が現れるが、それがお米であることが判明。彼女は夫の傷を治すために薬を盗もうとしていた。
- 親子とわかる お米の話から、十兵衛は彼女が元吉原の遊女であり、夫が和田志津馬(わだしずま)であることを悟る。更に、平作がかつて養子に出した息子・平三郎(へいさぶろう)が実は十兵衛であることが判明。親子関係を知ったが、十兵衛は一家の敵であることから、金と印籠(いんろう)と臍の緒(へそのお)書きを残し、家を去る。
- 初めて名乗り合い別れ 最終的に十兵衛と平作が再会し、平作は十兵衛に自らの腹に脇差を突き立て、息子に敵の行方を知らせてくれるよう懇願(こんがん)。十兵衛は九州相良にいると告げ、親子は初めて名乗り合い、涙の別れを迎える。
見どころ
「伊賀越道中双六(いがごえ どうちゅうすごろく)」 という物語の六段目で
「お米(およね)は物語の中で、苦しむ主人公・和田志津馬(わだしずま)の恋人です。志津馬はケガで苦しんでおり、同時に目指す敵である沢井股五郎(さわいまたごろう)の行方がわからず悩んでいます。お米も心から彼を心配しています。」
という基本設定があることだけ押えておいてください。ちなみに沼津に「和田志津馬」も「沢井股五郎」も出てこないです。
栄養満点ファスティング専用ドリンク【Vegeetsコールドプレスジュース】第一部 ②羽衣(はごろも)
出演者
- 天女(てんにょ)
- 中村 雀右衛門(なかむらじゃくえもん)
- 伯竜(はくりゅう)
- 市川 染五郎(いちかわそめごろう)
あらすじ
三保の松原で漁師の伯竜が、釣りに出かけた時、松の枝に美しい衣を見つけました。その美しいものを持ち帰りたいと考えた伯竜に、天女が現れて返してほしいと懇願します。最初は拒否していた伯竜も、天女が嘆く姿に心を打たれ、天女の美しい舞を見せてもらえるなら返すことを約束し、最終的に天女は優雅に舞いながら天に帰っていきました。
見どころ
能でも人気で何度も上演されている演目。坂東玉三郎さんが演じた時は話題になってました。
ファンタジーな世界を美しいと感じていただけたら良いかと思います。風情ある金丸座での演目はさらに見応えもあるかと思います。
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