こんにちは猫の野生の本能って人の文化と違いすぎて理解しにくいことも多々あるかと思います。猫がキャットフーぢ以外のものを食べる行動は飼い主さんのとって悩みの種ですよね。「朝起きたらゴミ箱が散乱」していたり「ヘアゴムがなくなった」「猫の吐瀉物から危険なものが見つかった」などの経験がある方もいらっしゃるかと思います。今回は猫の本能において、なぜなんでも食べるのか?ゴミを漁るのか?またその対策と家によくある絶対食べさせてはいけない危険な食べ物をご紹介してまいります。
狩猟本能と経験からくる原因
猫は生まれつきのハンター
狩猟本能は猫本来の本能でこれは家猫にも受け継がれています。家の中でぬくぬく生活している猫もこの本能は消えることはないんです。そのため自ら「狩り」をして食料を手に入れようとゴミを漁ったり「動くものを追いかけて捕まえて食べる」という行動をするんですね。これはゴミを漁ったり食卓に登って食べ物を盗み食いする原因の一つとなります。
>>つい本能が呼び起こされてしまう? 飼い猫が「野生的」になる瞬間とは
対策
- 遊び時間を設ける
- 猫の狩猟本能を満たすために一日に数回、猫と一緒に遊ぶ時間を設けましょう。おもちゃを使って狩猟ゲームをすることで本能を安全な方法で発散させることができます。
- 環境を整える
- 猫が遊ぶための環境を豊かにすることも大切でキャットタワーや隠れ家、見晴らしの良い窓辺などを用意して探索や観察の機会を増やしましょう。これも狩猟本能を満たすことにつながります。
家の食事環境:ハングリー精神がもたらす原因
猫が食べるべきではないものに興味を持つ原因の一つに猫の本能と言える「飢え」による行動もあるでしょう。家での食事環境が例えば食事の時間が不規則だったり食事の量が不適切だったりすると猫は常に何かを探して食べようとします。さらに「飢え」でいうなら保護猫や野外での生活をしてきた猫は「食べれる時に食べておく」という行動が多く見られます。
対策
- 定時に食事を提供する
- 猫に毎日同じ時間に食事を提供することで、安定した食事環境を作りましょう。これにより、食べる時間が予測可能になり、飢餓感に基づく盗み食いを減らすことができます。
- 適切な量を確認する
- 獣医師と相談して、猫の年齢、体重、活動レベルに合った食事量を確認しましょう。
経験からくる原因:間違ったご褒美
これは知らぬ間に起こりうること、猫が不適切なものを食べる行動は過去の経験から学習した結果のこともあるんです。例えばテーブルから食べ物を盗んだ後に美味しいご褒美が得られた経験があると、その行動を繰り返しやすくなります。もちろん飼い主さんは意図していなくとも「ご褒美をあげる前にたまたま拾い食いをしていた」という事故が猫にとっては「経験」となるのかもしれません。
対策
- 食べ物は手から与えない
- 食事以外で手から直接食べ物を与えると、猫は食べ物を求めて人の近くに来やすくなります。食事は常に食器を使用して提供しましょう。
- ポジティブな強化を利用する
- 猫が食べるべきでないものに手を出さなかったときに、褒めたり、適切なおやつを与えるなど正しい行動を強化しましょう。
好奇心からくる原因
猫は好奇心の塊です。飼い主の食事シーンやテーブルに放置されている食べ物を見ていないようで見ていると思った方がいいでしょう。猫は警戒よりも好奇心が強く「考えるよりも触ってみる食べてみる」生き物なんです。そこで味を占めてゴミを漁ったりテーブルに登ったりを繰り返すのですね。
>>猫がテーブルに乗る理由3つ!しつけで乗せないようにすることはできる?
対策
- 食べ物を放置しない
- 食べ終わった後はすぐに片付ける、冷蔵庫にしまう。食器の食べかすもすぐに洗って、猫にとっては好奇心の材料です。猫の口に入らない環境を作りましょう。部屋のフロアも清潔にしてチョコの食べかすや葡萄の皮など万が一でも口にすると問題です。
- 盗み食いを見つけたら取り上げる
- 大きな音を立ててびっくりさせてでも食べるのをやめさせて食べ物を回収しましょう。怒っても意味はありませんしニュアンスを伝えることは至難です、決して怒るのではなくテーブルの上や食べかす、口に入れるべきではないものは怖いことなんだと習慣づけるようにしましょう。
猫にとって危険な食べ物
猫ちゃんへが間違って食べてしまうと大問題で代表的な食べ物をご紹介します。人間にとって安全な食べ物が、猫ちゃんにとっても安全とは限りません。猫ちゃんの健康を守るために与えてはいけない危険な食べ物がいくつかありますので覚えておきましょう。
- チョコレート: チョコレートに含まれるテオブロミンとカフェインは、猫にとって非常に有害です。特にダークチョコレートや純粋なカカオには注意が必要です。
- 玉ねぎとニンニク: 生の玉ねぎ、ニンニク、それに加えてチャイブやネギなど、ネギ類全般は猫の赤血球を破壊し、貧血を引き起こす可能性があります。
- アルコール: アルコールは猫にとって非常に有害で、少量でも中毒症状を引き起こします。呼吸の問題、下痢、嘔吐、さらには死に至ることもあります。
- カフェイン: コーヒー、紅茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインも猫には危険です。心拍数の上昇や呼吸困難、震え、痙攣を引き起こすことがあります。
- イースト生地: パン生地などのイースト生地は、猫のお腹の中で膨張し、痛みや腸閉塞を引き起こすことがあります。
- キシリトール: ガムや菓子類、一部の歯磨き粉に含まれるキシリトールは、猫に低血糖症を引き起こし、肝臓の障害をもたらすことがあります。
- ブドウとレーズン: ブドウやレーズンは、猫に急性腎不全を引き起こす可能性があるため、絶対に与えないでください。
- アボカド: アボカドに含まれるペルシンは、猫にとって有害な場合があります。特に種や皮に多く含まれているため、注意が必要です。
※上記の危険な食材はほんの代表的な一部です。他にも猫にとって有害な食材はまだまだあります、万が一猫が誤植をしてしまった場合は様子を見ずに獣医に連絡相談して対策をしてください。
まとめ
いかがでしたか?猫と共生するうえで飼い主にとって心配の種の「猫がなんでも食べちゃう」ですが、これはあくまでも猫の本能で猫にとってはゴミ漁りも拾い食いも健全なことなんです。ということを大前提に決してそれらの本能を押さえつけて我慢させるのではなく「他のことで本能を満たす」という考えにシフトチェンジしてもいいかもしれませんね。そのためにも飼い主さんは気を長くして環境を整えて身勝手な猫ちゃんに付き合ってあげてほしいなと思います。必ずもふもふの恩恵があると思って楽しんで下さーーーい!
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