今回のtoma.log「猫図鑑」はミャンマー生まれの「バーマン」という猫です。ラグドールと酷似している豪華な毛並みやブルーの瞳、その性格と飼いやすさ、健康面で注意するべきことや最後にはバーマンの神秘的な出生の歴史などもご紹介いたします。
目次
バーマンの見た目
バーマンの見た目:瞳や毛色の特徴
バーマン猫は、その豪華な長毛と深い青い瞳で知られています。彼らの被毛は中くらいの長さで、ゴージャスでありながらも手入れが比較的しやすいです。特徴的な「グローブ」と呼ばれる白い足、美しいマスクが顔にはっきりと表れています。ちなみに似ていると言われているラグドールの瞳はブルー以外もありますよね。さらに靴を履いたような毛色の足元のカラーリングもバーマンならではです。
ダブルコート持ちのバーマンの抜け毛は?
長毛種ダブルコート(二層)の猫の中でもバーマン猫の抜け毛は比較的少ないと言われていますが、やはり季節によって抜け毛の量に変化があります。定期的なブラッシングで被毛をきれいに保ち、余分な毛を取り除くことが大切です。
バーマンお性格:飼いやすさ
結局バーマンの飼いやすいの?
バーマン猫は性格が穏やかで、人懐っこいため非常に飼いやすいと言えます。他の猫と比べてマイペースというよりは行くとこ行く所についてくるといった感じ。彼らは家族の一員としてすぐになじむことができ、子供や他のペットとも仲良くできる社交的な性質を持っています。
バーマンとラグドールって似てるけど何が違うの?
バーマンとラグドールは見た目が似ていますが若干の違いがあります。バーマンは体がコンパクトで筋肉質、一方でラグドールはより大きくて骨太です。また、バーマンは青い瞳のみですがラグドールは他の色の瞳も持つことがあります。性格的にはバーマンがより活動的で、ラグドールはその名の通り「ぬいぐるみ」のようにリラックスしていることが多いですね。
>>バーマンとラグドールの違いは?そっくりな見た目の特徴について紹介します!
バーマンがかかりやすい病気
バーマン猫は比較的健康な猫種ですが、特定の遺伝的傾向により、いくつかの病気にかかりやすいことが知られています。以下は、バーマン猫がかかりやすいとされる病気や、飼い主が気をつけるべき疾患です。
- 心筋症 - 特に肥大型心筋症は、バーマン猫に多く見られる心臓病です。心筋が厚くなり、心臓の機能が低下することがあります。定期的な健康診断で早期発見を心がけましょう。
- 慢性腎臓病 - 高齢のバーマン猫によく見られる病気で、腎臓の機能が徐々に低下します。腎臓病の進行を遅らせるためには、定期的な血液検査や尿検査を行い、適切な食事管理が重要です。
- 先天性アメロジェネシス不全 - この遺伝性の状態は、バーマン猫に特有で、歯のエナメル質が正常に形成されないため、歯がもろくなりやすいです。適切な口腔ケアと定期的な獣医師によるチェックが必要です。
- 眼疾患 - バーマン猫は先天性の眼疾患を発症するリスクがあるため、定期的な眼科検診を受けることが推奨されます。例えば、進行性網膜萎縮症が挙げられ、これは視力の低下を引き起こす可能性があります。
バーマン猫にこれらの疾患が多いとされる理由には、主に遺伝的要因が関与しています。猫種特有の遺伝的背景や、繁殖過程で特定の遺伝子が強調された結果、特定の健康問題が発生しやすくなることがあります。
バーマンの出生や歴史:神秘的な伝説
バーマン猫は、その神秘的な起源と魅力的な外見で知られています。この猫の歴史は、フランスで公式に認められた20世紀初頭に遡りますが、その起源については様々な伝説が存在します。
最も有名な伝説によると、バーマン猫は元々ビルマ(現在のミャンマー)の寺院で飼われていた聖なる猫で、僧侶たちと共に暮らしていました。伝説によれば、ある寺院で最も尊敬される僧侶が亡くなった際、その僧侶が愛していた白い猫が彼の遺体のそばに座り、突然その毛色が変わり始めたと言われています。猫の足、耳、尾、そして顔の毛がダークカラーに変わり、目だけが鮮やかなサファイアブルーのままだったとされています。
この伝説的な背景に加えて、バーマン猫は第一次世界大戦中にヨーロッパに持ち込まれ、特にフランスで人気を博しました。しかし、第二次世界大戦中には一時的に絶滅の危機に瀕しました。戦後、生き残ったバーマン猫を元に繁殖プログラムが組まれ、現在見られるバーマン猫の系統が確立されました。
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