筋肉質でしっかりした体格のブリティッシュショートヘア

ペット 猫図鑑

ブリティッシュショートヘアの性格は?飼いやすい猫か、その特有の外見と性格。なつかない訳は?かかりやすい病気を解説

ブリティッシュショートヘアの愛猫と生活を始めて約半年、個人的には適度な距離、適度な甘え方など以前飼っていた「スコティッシュフォールド」とまた違う味のある、いい感じの相棒です。飼い主の好みにもよるとは思いますが「飼いやすい猫なのか?」ということに焦点を当てて可愛くて骨太なブリティッシュショートヘアをご紹介しています。

ブリティッシュショートヘアの起源と歴史

ブリティッシュショートヘアの誕生の経緯はこのようになっていたのですね。特有の外見や性格の謎が隠されているかもしれませんね!

  1. 起源と古代の猫: ブリティッシュショートヘアは、紀元前55年にローマ帝国の軍隊がネズミ対策で戦地まで連れていた猫が祖先だと言われています。この猫がイギリスにもたらされ、地元の猫と交配されるなかで、ブリティッシュショートヘアの原型ができたと考えられています。
  2. 19世紀の改良とネズミ狩り: 19世紀に入ると、ネズミ対策として優れたハンティング能力を持つ猫を選別し、これを繁殖させることで、ブリティッシュショートヘアの特徴が確立されました。この時期になると、外見的な特徴や性格に重点が置かれ、本格的な品種改良が始まりました。
  3. 第二次世界大戦と品種の危機: 第二次世界大戦の影響で、多くの家庭が困難な状況に直面し、猫の飼育が難しくなりました。この時期には多くの猫種が品種存続の危機に瀕しました。ブリティッシュショートヘアも例外ではなく、その頭数は一時的に減少しました。
  4. 戦後の復活と交配: 戦後、ブリティッシュショートヘアの頭数が復活する契機となったのは、他の猫種との交配です。特にペルシャやロシアンブルーとの交配が進み、新たな遺伝的要素が導入されました。これによって、ブリティッシュショートヘアはより多様な外見やカラーバリエーションを持つようになり、品種の存続が保たれました。
  5. 国際的な人気の広がり: 1970年代にアメリカへ渡ったことを契機に、ブリティッシュショートヘアは国際的な人気を獲得しました。その愛くるしい外見や安定した性格が、世界中の猫愛好者に受け入れられ、今日まで人気を維持しています。
気を許して肉球丸出しの猫

ブリティッシュショートヘアの特徴は?体と心の特徴

ブリティッシュショートヘアは、その特有の外見や性格によって知られています。以下に、ブリティッシュショートヘアの主な特徴をまとめてみました。他の猫(日本猫を基準として)と比べてごっつい方です。

  1. 大きさ:
    • 体長は約40~50cm、体重は約3~7kgでがっしりとした筋肉質の体型を持っています。
    • 胸部は厚みがあり、首や足はやや短く太めで、全体的にがっしりとした印象があります。
  2. 性格:
    • 温和で穏やかな性格を持っています。鳴き声は小さく、静かに過ごすことが好きです。
    • 愛情深く、飼い主に寄り添うことを好みますが、過度なスキンシップや抱っこは苦手とする傾向があります。
    • マイペースであるため、人に懐かないように見えることもありますが、実際には構ってほしいときには飼い主に寄ってくることがあります。
  3. 毛色:
    • 代表的な毛色は「ブリティッシュブルー」で、青みがかったグレーが特徴です。
    • 他にもクリーム、ゴールデン、ブラック、ホワイトなど、様々な毛色が存在します。
    • 単色だけでなく、バイカラー(2種類の色)も見られます。例えば、「ブルー&ホワイト」、「ブラックゴールデン」、「クリーム&ホワイト」などがあります。
    • 近年では「ハチワレ」や、「ダイリュートキャリコ」、縞模様の入った「タビー」など、個性的でバリエーション豊かな毛色が人気です。

ブリティッシュショートヘアは外見の魅力と穏やかな性格から人気のある猫種となっています。

ブリティッシュショートヘアを飼う際の注意点

ブリティッシュショートヘアを飼う際には、以下の注意点をほんの少し気をつけよう。

  1. 肥満管理:
    • ブリティッシュショートヘアは肥満になりやすい傾向があります。適切な食事管理が必要です。
    • 適切な栄養を提供しつつ、食事の量を調整し、肥満を防ぐために定期的な体重管理を行いましょう。
    • 運動も大切なので、定期的な遊びや運動を取り入れ、猫が健康的な体重を維持できるようにしましょう。
  2. ストレス管理:
    • ブリティッシュショートヘアはマイペースであり、抱っこやスキンシップに敏感な一面があります。
    • 必要以上のスキンシップや抱っこはストレスを引き起こす可能性があるため、猫の気分や行動に敏感に注意しましょう。
    • 猫がストレスを感じないよう、安定した生活環境を提供し、急激な変化を避けましょう。
  3. 静かな環境の提供:
    • ブリティッシュショートヘアは静かに過ごすことを好みます。猫がゆっくりとくつろげる場所や、安心感のあるスペースを用意しましょう。
    • 家具やソファなど、猫がくつろげる場所を設けることで、猫が飼い主と一緒に過ごすことができます。
  4. 適度な社交性のサポート:
    • ブリティッシュショートヘアはマイペースながらも、飼い主との一緒の時間を楽しむことがあります。猫が欲するときに適度なスキンシップを提供しましょう。
    • 家具や猫タワーを用意して、猫が上り下りしやすい環境を整え、猫が自由に飼い主との交流を楽しめるようにサポートしましょう。

ブリティッシュショートヘアは なつかないってきたけどほんと!?

なつかないと言うことではなく自立しているというか慎重な性格です。少なくとも我が家のブリちゃんは今の所なついていない様子(笑)ブリティッシュショートヘアは一般的には穏やかで温和な性格を持っていますが、その中でも個体差があります。一部の個体は非常に人懐っこく、飼い主に対して積極的にコミュニケーションを求めることがありますが、一方で他の個体はマイペースで独立心が強く、抱っこやスキンシップをあまり好まないこともあります。

これにより、ブリティッシュショートヘアが「なつかない」と感じられることがあるかもしれませんが、実際には愛情深く、静かに飼い主との時間を楽しむことが特徴です。飼い主との絆を深めるためには、猫の個性を理解し、適切なタイミングでコミュニケーションをとり、猫が快適に過ごせる環境を提供することが大切です。

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ブリティッシュショートヘアの注意が必要な病気と寿命について

ブリティッシュショートヘアは、可愛らしい容姿と穏やかな性格で知られていますが、注意が必要な病気も存在します。以下に、ブリティッシュショートヘアがかかりやすい病気と寿命について以下ご覧ください

病気

  1. 肥大型心筋症:
    • 症状: 動きが減少し、食欲低下が見られます。
    • 治療: 投薬で心臓機能をサポートし、定期的な検診が必要です。遺伝的な要因が関与する可能性があります。
  2. 糖尿病:
    • 症状: 多飲多尿、体重減少。進行すると嘔吐、下痢などが現れることもあります。
    • 治療: 血糖値のコントロールが主な治療方法。食事療法や運動療法が含まれます。白内障や腎疾患のリスクにも注意が必要です。
  3. 尿石症(尿路結石):
    • 症状: 頻尿、血尿、発熱、食欲不振などが見られる可能性があります。
    • 治療: 結石溶解や食事療法が行われます。尿道閉塞があれば超音波やカテーテル処置が必要です。予防法としては適切な食事や水分摂取、ストレス管理が挙げられます。

寿命:

ブリティッシュショートヘアの寿命は、一般的に12年以上に及ぶことがあります。ただし、個体差や健康状態によって異なる可能性があります。適切な飼育環境、栄養管理、定期的な健康診断が寿命の向上に寄与します。

ブリティッシュショートヘアを飼う際には、これらの病気に対する注意が必要です。定期的な健康チェックや異常な行動には敏感に反応し、早期に獣医師の診察を受けることが大切です。

まとめ・骨太で忠実、スキンシップは苦手だが大人しく飼いやすい!

ブリティッシュショートヘアの特徴

  • 先祖はハンティング能力が高かった
  • 筋肉質で骨太、体型が大きくなりやすい
  • 毛並みはダブルコートで寒さに強い(うちの猫もこたつに入りません)
  • 性格は大人しく声は小さい
  • 飼い主に忠実で常に近くにいる印象
  • 抱っこなどのスキンシップを嫌う(個体差あり)
  • 肥満の猫に多い心臓病に気をつけよう

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