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プロに任せるか家で洗えるかを選別しよう!
改めまして「二十歳の集い」おめでとうございます。終わったあとのクリーニングですが、そもそも振袖姿になる時に身にまとっている複数のアイテムの中で専門のクリーニングに出すべきものと、家で洗ってアイロンがけして仕舞うものとで選別ができます。
クリーニングをプロに任せるべきもの
- 振袖
- 袋帯
- 長襦袢
- ショール(必要であれば)
- 帯〆・帯揚・重ね衿(必要であれば)
家で洗濯するもの
- 肌襦袢・裾よけ
- 足袋
- 和装ブラ・和装ストッキング
洗わなくてもよいもの(消耗品)
- 帯枕
- コーリンベルト
- 腰紐
- 衿芯
- 伊達〆
- 前板・後ろ板
- 三重仮紐
- 草履&バッグ
振袖・帯・長襦袢のクリーニングや汗ぬきプレスの平均価格は!?
振袖クリーニング代、10,000円平均!
九州〜名古屋辺りまでネットでの調査の結果だいたいクリーニング代金はお店によって違いはありますが7,000円〜12,000円と言った所でした。
袋帯はクリーニング代は4000円〜7,000円といったところです。
長襦袢クリーニング代は5,000円〜8,000円です。
クリーニングの種類、丸洗いor汗ぬきプレスがあります!
上記丸洗いクリーニング代金の他に長襦袢や袋帯の場合、表面的な汚れは無いけど「汗をかいたし結び目のシワが気になる」という場合、「汗ぬきプレス」というメニューもあります。丸洗いクリーニングより安価で汗取りとプレスのみの加工となっています。
長襦袢汗ぬきプレス、平均3,000円
袋帯汗ぬきプレス、平均2,500円
クリーニング代とシミ抜き代は別料金です!見積もりを出してもらおう。
お酒や油、醤油がついたならシミ抜きの見積もりを出そう!
上記丸洗いや汗ぬきプレスはあくまでも「全体的な汚れ」を洗う加工であって、振袖を着ていて「隣の人のお酒がかかった」とか「醤油がついた」などの事故があった場合、その箇所はシミとして扱われます。全体的なクリーニングで落ちるのならいいのですが、大抵シミ抜き案件になることが多いです。その場合、丸洗いクリーニングや汗ぬきプレスなどとは別料金の見積もりとなります。
シミ抜きの平均料金、1ヶ所2,000円〜
シミ抜きの値段は加工の手間のかかり方、いわゆるシミの深さと広さと「何によるシミが」によって値段が変わってきます。新しいシミで簡単なシミの場合2,000円くらいで済む場合も。逆に古いシミで難しいものになると10,000円ほどかかる場合も。さらに10,000円かけるほど難しいシミの場合、100%直らない頑固なしみの可能性もあります。
職人や店員と直にじっくりとご相談されることをおすすめ致します。
価格が安いのはネットの宅配業者です!そのメリット、デメリットは?
格安で済ませたいならネットの宅配業者。安い理由は店舗の家賃、人件費削減など経費がかかっていないのでその分格安になります。
振袖の平均クリーニング代は5,000円程でしょうか。それプラス送料だとしても格安ですね!
ネット宅配クリーニング業者のメリット
まずは「価格が安い」ということと「店舗に行く煩わしさがない」という好みの方も。着物屋さんに行くと店員さんに勧められて目的と違うことになるかもしれないのも煩わしく思う人がいるでしょう。
ネット宅配クリーニング業者のデメリット
- メールでのやり取りが面倒
- 宅配便での送付や梱包の手間がかかる
- メールや電話だと注文のニュアンスが伝わらない。
- 担当者窓口が定まっていないので不安
などインターネットに馴染みのない方やシミ抜きや内容を把握したい方には説明不足のまま加工に入らざるを得ないことになるかもしれません。
いかがでしたでしょうか?二十歳の集いが終わったあとは、おそらく卒業式で活躍するお振袖。放置しておくとカビやシミが浮きでるには充分な時間になります。
どうか大切に末永くお召しくださいね。